六曜の中の仏滅の日に引越しすることを避ける方が多いです。
これは「仏も滅するような最悪の日」という日で、結婚式や転居、開店などを行なうことがよくないとされているからです。
兵庫の引越し業者に勤めていた時は、営業している地域によってユーザーの仏滅などの認識に差があるように感じました。
都会ではあまり気にしない方が多く、地方に行くほど非常に気にされる方が多いです。
また、より年配の方に気にされる方が多かったようなイメージがあります。
例えば、若いご夫婦の引越しの見積もりで契約を頂いて帰った後、日程を変更したいという連絡をいただくことがよく有りました。
お話を聞くと、契約をしたことをご両親に報告したところ、六曜を調べて仏滅だと分かった途端に猛反対されたので、日程を変更せざるを得なくなったというのです。
勿論、私が仏滅であることを隠したということはないです。むしろ、その若いご夫婦から、安いなら仏滅でも良いと言ってこられていたくらいです。
それくらい、気になる方(ご両親)には気になることのようです。
何事も人のやることは気持ちが大事ですから、その様な場合は快く日程変更を受けますがそのかわり仏滅よりも他の日は料金が高くなります。
兵庫の引越し業者の立場からすると、なるべく毎日仕事があるようにしたいんです。
ですが、ユーザーの第一希望でそのまま契約していくと、週末や大安の日ばかりが埋まっていって、平日や特に仏滅は仕事がまったく無いといった事態になります。
これでは、多くの作業員に仕事を与えることが出来ないので経営が成り立ちません。
そこで、平日や仏滅に引越しの仕事を入れる最も有効な方法は割引なんです。
値段を安くすることで、週末希望の方を平日に変更してもらうのですが、特に仏滅の料金は格安です。
週末の料金が10万円という引越しがあったとすれば、仏滅に日程変更してもらえるなら3万円でも良いという兵庫の引越し業者もあるくらいです。
もし皆さんが仏滅などを気にされないのなら、引越しは仏滅にこそされるべきだと私は思います(笑) 『仏滅』の続きを読む |