引越しの価格は、運賃や作業料金という項目があって、それを元に計算されています。
しかし、実を言うとこれは表向きなんです。
ベテランの営業マンであれば、皆さんのお宅に訪問して荷物の量を見て、諸条件をお聞きした時点である程度の料金が頭の中に浮かびます。
その頭の中で計算する本当のところをお話したいと思います。
勿論、訪問見積もりの最後には、運賃や作業料金などを項目に分けて見積書を作成するのですが、営業マンにとって大事なのは契約をとることです。
会社の許す限りにおいて、まずは安くでも良いから最低限契約をとること。そして、一度検討する・・・という皆さんを押し切って、出来ればその場で契約を頂く(即決する)ことが最大の目的なんです。
その次に、出来る限り高い値段で契約を頂くことが目的になります。
そんなことを頭で考えながら、営業マンは皆さんに向き合っています。
出来る営業マンであれば、他社との単純な価格競争になるのを避ける為に、出来る限り自社の良いところを説明して、他社より高い価格で契約をとる努力をします。
既に皆さんがどこか1社以上の見積もりを済まされているとすれば、各社の料金と営業マンの印象が残っているはずですので、それらの印象を上回って、同額かあわよくば高い価格で契約を頂く為に頑張るんです。
この時に、実を言うと皆さん以外に、営業マンが気にしている存在があります。
皆さんが営業マンと料金交渉を進める上で、知っておいていただくと大変有効なことなのでお話しますね。
それは、配車係と言われる営業マンの上司にあたる存在です。
これは業者によっては、経営者そのものかもしれませんし、営業所長やそれに近い存在です。
つまり経営者に近い存在で、価格の決定権を持っています。ある程度権限を持っている営業マンもいますが、大抵の営業マンはこの配車係りにお伺いを立てるような感じで皆さんの見積価格が決まるんです。
具体的には、皆さんのお宅で荷物を拝見して、諸条件を確認して一通りのお話をしたあと、最終的な値段の話になるはずです。
その時に、最初に提示した金額で皆さんが首を立てに振らなければ、営業マンは携帯電話で事務所に連絡をするでしょう。
その時の電話のむこうの相手が配車係なんです。
そして皆さんの前で、必死にお願いをして皆さんの為に値引きの許可をもらうとするかもしれません。
これは本気かもしれませんし、演技の場合(まだまだ値引きできる)もあります。
演技かどうかを見抜くには、即決をしないでその後の営業マンの出方を見ることです。
演技である場合は、再度お願いの電話をするでしょう。演技でない場合は、それ以上値引きの話はできないので、他の条件で契約をせまってくるか、引き下がるでしょう。
こういったことは他の業種でもあると思いますが、引越しの場合は皆さんに商品に関する知識がないことや、料金が高額な割りに、引越しされることになった理由の為に皆さんに余裕がなく、意外と短時間で業者を決定される傾向にあることなどが背景になって、とにかく兵庫の引越し業者の営業マンは即決してもらうことを念頭に見積もりに望んでくるんです。
ですから、皆さんにはそのような営業マンの頭の中を知っていただいて、少しでも有利に見積もりを進めていただきたいと思います。
それには、なるべく多くの兵庫の引越し業者から見積もりをとること。そして、決して即決せずに予定の最後の業者まで必ず来てもらうこと。
上記の2点を守る為に、ゆったりと構えて見積もりに望んでいただきたいと思います。
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各参加業者は、同業他社にも見積もり依頼が送信されていることを知っていますので、ライバル同士意識しあって最初から安めの価格を提示してくれる嬉しい効果が期待できます。
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